東北電力が2024年4月から、昼間に沸上げする家庭用ヒートポンプ給湯機「おひさまエコキュート」専用の電気料金プラン「よりそう+おひさまeバリュー」の申し込み受付を開始しました。カーボンニュートラル社会の実現に向けて、各家庭でも太陽光発電した電気の自家消費量アップを促進することを目的とした料金プランです。
この料金プランの発表や、旧電気料金プランの実質値上げを発表するなど、2024年も「夜間電力の活用」から太陽光発電などの再生可能エネルギーをできるだけおうちで「自家消費」する方向へのシフトは一気に加速していきそうです。再生可能エネルギーの有効活用による環境への配慮と、電気代節約など私たちのくらしが豊かになることが両立していくとすごく嬉しいですよね!
今回は新しい電気料金プランである「よりそう+おひさまeバリュー」の特長や条件を説明します。これから新築を建てられる方やおうちを購入される方、または太陽光発電やエコキュートの導入・交換を検討している方はぜひ参考にしてください。
プランの対象・条件
このプランの対象は、東北電力の供給エリアに在住のご家庭で、太陽光発電設備とおひさまエコキュート両方を持っていることが条件となります。
おひさまエコキュートとは
おひさまエコキュートとは、主に太陽光発電設備が発電する時間帯にお湯をつくる貯湯式ヒートポンプ給湯機、つまりエコキュートのことで、新しいJRA規格に対応した機種です。各メーカー2022年の春から「おひさまエコキュート」を販売開始しますので、くらし上手の申し込みを検討している方は検討中のエコキュートが対象機種かどうか確認してください。
プラン内容
おひさまエコキュートを使う上での条件として、太陽光発電を使ってお湯を沸かす必要があります。現在は「固定価格買取制度(FIT制度)」というものがあり、太陽光発電した電気を買い取ってもらえる制度があります。おひさまエコキュートで電気を使うと当然その分、売れる電気が減ってしまいますが、果たして本当におひさまエコキュートがオトクなのか気になる方も多いかと思います。
一昔前は太陽光買取価格が48円/kWhの時代がありました。しかし2024年現在では売電価格の単価が16円/kWhとなっております。
売っても1kWhあたり16円にしかならないのです。
しかし、おひさまエコキュートでお湯を沸かすことで、その分の電気を買わずに済むので、35.27円の価値を生みます。つまり、自家消費せずに余剰電力を売電するのは【損】ということがわかります。
深夜電力の高騰や売電価格の低下で、余剰電力の自家消費へとシフトしていく今の時代の流れに相まって、さらに給湯省エネ2024キャンペーンでおひさまエコキュートは補助金最高額の13万円の補助が受けられます。
これは言い換えてみれば国や電力会社が「今後電気代はさらに高騰していくから今のうちに再生可能エネルギーで自家発電・自家消費できる環境を整えなさい」と言っているようなものです。
この機会に現在ご家庭でご使用中の電気プランや設備を未来のために見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ
この料金プラン自体は非常にシンプルなので、太陽光発電設備とおひさまエコキュートを導入されているご家庭の方は、月々の電力使用量からくらし上手にしたときに安くなるのか高くなるのかぜひ計算してみてください。
さらに今なら東北電力の新プラン加入キャンペーンでよりそうeポイント5000ptプレゼントしています。※詳細は東北電力ホームページをご確認ください。
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